OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
緊急事態宣言発令下の岡山経済…5期ぶりに“悪化” 商工会議所21年7-9月期景気観測調査結果【岡山】

2021.10.26

緊急事態宣言発令下の岡山経済…5期ぶりに“悪化” 商工会議所21年7-9月期景気観測調査結果【岡山】

岡山県内の商工会議所が会員企業に2021年7月から9月の景気について聞いた調査結果がまとまりました。

この調査は、岡山県内の商工会議所が9月1日から16日にかけて行ったもので、県内521の企業から回答がありました。

それによりますと、2021年7月から9月の3カ月間の景気について「良いと答えた数」から「悪いと答えた数」を引いて求めるDIと呼ばれる数値は、景況全体で前の3カ月から1.1ポイントマイナスのマイナス22.9で、5期ぶりの悪化となりました。

岡山商工会議所は大きな要因として、県内に緊急事態宣言が発令されていた時期と重なっていたため小売業や飲食・宿泊業、サービス業で売上を確保できず資金繰りが厳しい状況に追い込まれたことを挙げました。

(岡山商工会議所 松田久会頭)
「景気の刺激策について行政にお願いしている。旅館など観光業そのものにテコ入れしないと急速な回復は難しいだろうなと。」

その上で、今後の見通しについて松田会頭は宣言の解除で街に人が戻り明るい兆しが見え始めているとして来期は徐々に回復に向かうのではと話しました。