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“国宝建造物”も特別参拝 日本遺産「桃太郎伝説」体験プロジェクト 4市連携30のプログラム【岡山】

2021.10.12

“国宝建造物”も特別参拝 日本遺産「桃太郎伝説」体験プロジェクト 4市連携30のプログラム【岡山】

地域の魅力を再発見できる取り組みです。吉備の国・岡山の『桃太郎伝説』にちなんだ体験を楽しめるプロジェクトが岡山市などで行われています。その魅力を私が体感してきました。

(森夏美アナウンサー)
「岡山の象徴といえば…桃太郎!この桃太郎伝説にちなんだプログラムを岡山・倉敷・総社・赤磐で楽しむことができるんです。その好奇心を掻き立てられる体験とは!?早速行ってみます!」
「やってきたのは、岡山市の吉備津神社です!こちらには桃太郎のモデルとされる吉備津彦命が祀られているんです。」

10月8日から始まったプロジェクトは、日本遺産「桃太郎伝説の生まれたまちおかやま」に登録された4つの市が連携し、3年前から実施しているものです。

各施設で提供されるご当地ならではの体験は全部で30!中でも2021年初参加の吉備津神社では今回だけの特別なプログラムが用意されています。

(吉備津神社 上西謙介禰宜)
「国宝建造物なので一般的には入れないがこの機会にぜひ参拝してもらえれば。」

(森夏美アナウンサー)
「中に入ると荘厳さが増す。」

(吉備津神社 上西謙介禰宜)
「この建物は約600年前、西暦1425年に完成したもの。室町時代ですね。」

お祓いを受け、いよいよ御本殿の中へ…。

(森夏美アナウンサー)
「とても600年前に建てられたとは思えない。」

(吉備津神社 上西謙介禰宜)
「外から見るのとは雰囲気が全然違うのでは。」

御神前に玉串を捧げた後は案内を受けながら御本殿の裏側を見学する貴重な時間も…。

(吉備津神社 上西謙介禰宜)
「こちらには桃太郎に退治された鬼が祀られている。鬼の一族は吉備津彦命に従って吉備の国の平和に力を尽くしたとされている。この狛犬は国の重要文化財で木造。古い時代になればなるほど御神前や平安貴族だと寝室の入口に置かれた。」

さらに、プログラムの最後には鬼の首が埋められているとされる御釜殿で、釜の鳴る音で吉凶を占う鳴釜神事を体感することができます。

この吉備津神社の体験プログラムは事前予約制で、10月24日と25日、30日の3日間行われる予定です。

(森夏美アナウンサー)
「続いてやってきたのは…城下町の街並みが残る岡山市の足守地区です。」

陶芸施設、足守プラザの工房で体験できるのが…。

桃太郎伝説に登場するキャラクターなどをモチーフにしたタイルを使ったモザイクアートです。

(森夏美アナウンサー)
「どのように使っていく?」

(足守プラザ 長瀬由紀子副館長)
「好きなものを選んで枠にはめて接着剤で貼っていくだけ。」

タイルは、このプログラムのために作られた足守プラザオリジナルで一つ一つすべて手作りです。

作業すること約10分!

(森夏美アナウンサー)
「完成しました!けっこう可愛くできたんじゃないかなと思います。自信作。」

こちらのモザイクアートは、11月2日から楽しむことができます。

(岡山市産業観光局 増田美華さん)
「(桃太郎の)物語にゆかりのある場所や古墳など古代の吉備の遺産を巡って、あらためて岡山にもこんないいものがあったんだと発見してもらえる機会になれば。」

岡山の歴史や魅力を再発見するきっかけに。みなさんもあなただけの桃太郎体験をしてみてはいかがでしょうか?