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不足?接種間隔は?子どもは?「新型コロナ+インフルエンザ」ワクチン問題  早めの対策を【岡山・香川】

2021.10.12

不足?接種間隔は?子どもは?「新型コロナ+インフルエンザ」ワクチン問題  早めの対策を【岡山・香川】

新型コロナのワクチン接種が進む中、10月からインフルエンザの予防接種が始まっています。新型コロナワクチンとの接種間隔など気になる疑問を医師に聞きました。

(青山こどもクリニック 青山興司院長)
「予防接種は痛くない終わった、もう終わった痛くない、大丈夫もう終わった。」

岡山市の青山こどもクリニックでは、10月からインフルエンザの予防接種が始まり、親子連れが訪れています。

(青山こどもクリニック 青山興司院長)
「2021年のインフルエンザワクチン接種は、コロナとの関係があるのでよく計画を立ててする必要がある。」

現在接種が進んでいる新型コロナワクチンは、12歳以上が対象です。

これからインフルエンザの予防接種を受けるとなると、新型コロナワクチンの2回目の接種が終わって、2週間の期間を開けなければなりません。しかも、12歳以下の子供のインフルエンザワクチンは、2回の接種が必要なのです。

(青山こどもクリニック 青山興司院長)
「12歳の子供はちょっと複雑になる。コロナの予防接種をすれば3週間あけないといけない。今度はインフルエンザすると2週間あける。その次に2回目のインフルエンザを接種すると1カ月あけなければならない。そうすると9週間かかる。」

さらに、インフルエンザワクチンの供給にも、新型コロナの影響が及んでいます。

(青山こどもクリニック 青山興司院長)
「2020年は大量に入ったが、2021年はコロナのワクチンの製造過程などがあるかもしれないが、インフルエンザ予防接種の供給される数が減っている。」

厚生労働省によりますと、2020年10月下旬までに出荷されたワクチンの量は全体の約90%。2021年は10月下旬で、約65%にとどまる見込みで、供給の遅れが生じています。新型コロナワクチンの製造を優先し、資材が不足していることが原因です。

新型コロナに感染する子供が増えていることから、青山院長は、インフルエンザのワクチンを接種することで症状が似ている新型コロナとインフルエンザの判断がしやすくなると指摘します。

(青山こどもクリニック 青山興司院長)
「コロナかインフルエンザかを区別することは難しい。インフルエンザの予防接種をしていれば、ある程度判断材料になる」

これから懸念されるインフルエンザの流行。早めの対策が求められそうです。