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横丁も再現…豪雨とコロナ禍乗り越え「マビ昭和館」1年半ぶりの再開に向け準備進む【岡山・倉敷市】

2021.09.09

横丁も再現…豪雨とコロナ禍乗り越え「マビ昭和館」1年半ぶりの再開に向け準備進む【岡山・倉敷市】

西日本豪雨で被災した倉敷市真備町の博物館に、昭和の面影が漂う横丁が再現され、11月に一般公開されることになりました。

コロナ禍による休館など困難を乗り越えてきた館長の思いとは。一足早く取材しました。

(昭和レトロ横丁案内)
「こちらは駄菓子屋…」

レトロな雰囲気が漂う横丁。

昭和30年代をイメージした電気店には、当時の冷蔵庫や洗濯機が、理髪店には古い型のバリカンなど、珍しい品が飾られています。

この横丁ができたのは、倉敷市真備町にある「マビ昭和館」です。

クラシックカーや懐かしのポスターなど、館長の丸岡律夫さんが長年かけて集めた1万点以上が並んでいます。

3年前の夏、西日本豪雨がこの場所を襲い、多くの名品が水没しました。

その後、全国各地から支援が集まり、傷ついた車も復活。やっとの思いで再開にこぎつけ、被災した人たちが笑顔で集まる場となっていました。

しかし…被災を乗り越えた昭和館を襲ったのが新型コロナです。丸岡さんはこの場所から感染者を出したくないと2020年の4月からほとんど休館していました。

お酒を大事な人と気ままに飲むことができない。そんな今だからこそ、こうした思い出の場を楽しんでほしいと丸岡さんは約1年半ぶりにオープンすることを決めました。

(マビ昭和館 丸岡律夫館長)
「乗り越えた結果、この横丁ができた。皆さんの力で再開できる。感謝の気持ちを皆さんにお返ししたい。」

豪雨とコロナ禍を乗り越え新たな癒しの場に生まれ変わったマビ昭和館。11月7日のリニューアルオープンを目指しています。