熱戦が続く東京パラリンピックの郷土勢の活躍をお伝えします。

陸上・男子４００メートル車いすのＴ５２クラスの予選に、金メダル候補、岡山市の佐藤友祈選手が出場し圧倒的な走りを見せました。

この種目の世界記録保持者で金メダル最有力候補の岡山市の佐藤友祈。予選２組の外から３人目、６レーンを走ります。

豊富なスタミナを生かしたレース中盤からの伸びのある走りが武器の佐藤。１００メートルを過ぎてから勝負を仕掛けます。

注目のバックストレート。ぐんぐんと加速しスピードに乗った佐藤は、前を走る選手たちを一気に抜き去り先頭に踊り出ます。

そのまま独走状態をキープし、５７秒３３の１位でフィニッシュ。予選１組を含めた全体でもトップの記録で危なげなく決勝進出を決めました。

（陸上男子４００ｍＴ５２クラス　佐藤友祈選手）
「今夜の決勝に向け弾みをつけようと思っていた。問題なくクリアできた。世界記録を出して金メダルを取る姿を見せたい。」

佐藤選手は、２７日午後８時すぎから行われる決勝戦に臨みます。