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22競技539種目…“東京パラリンピック”8月24日開幕 郷土ゆかりの7人の選手【岡山・香川】

2021.08.20

22競技539種目…“東京パラリンピック”8月24日開幕 郷土ゆかりの7人の選手【岡山・香川】

東京オリンピックの次は、いよいよ東京パラリンピックです。8月24日に開幕し12日間にわたって22競技539種目が行われます。開幕直前の今回は、岡山・香川ゆかりの7人の出場選手の横顔を紹介します。

(東京パラリンピック・陸上男子400m・1500mT52クラス 佐藤友祈選手)
「(目標は)世界記録を更新して金メダルを獲得。自信は十分あります。」

時速約30キロの速さでトラックを駆け抜ける大迫力のレースが魅力の車いす陸上。

主に胸から下に障がいがあるT52クラスで400mと1500mに出場するのが岡山市の佐藤友祈選手です。
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現在、両種目の世界記録を持ち「金メダルに最も近い男」と呼ばれる佐藤選手。2021年6月の大会では、非公認ながら1500mで世界新記録をマークするなど絶好調で迎える大会本番です。

(佐藤友祈選手)
「ちょっとでもみんなが元気になる、笑顔になるようなニュースを届けたいなって思って。世界記録を更新して金メダル獲得ってところをしっかりと達成できると思います。」

また、同じく車いす陸上の主に下半身に障がいがあるT54クラスで100mと、400mユニバーサルリレーに出場するのが岡山市の生馬知季選手です。
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国内屈指のスプリンターは初のパラリンピックでメダル獲得を狙います。

(東京パラリンピック・陸上男子100m・4×100mユニバーサルリレーT54クラス生馬知季選手)
「世界の強い選手たちと渡り合ってメダルを獲得できるよう頑張りたいと思う。」

続いては卓球競技。

三豊市出身の皆見信博選手は車いすのクラス2に出場します。
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シドニーとアテネの2度のパラリンピックに出場後一度は現役を引退するも、2015年に復帰し、4大会ぶりのパラリンピック出場を決めました。

17年ぶりに帰って来たパラ卓球界のレジェンドは鋭いコースを狙った熟練の高速カウンターで世界と戦います。

(東京パラリンピック・卓球男子クラス2 皆見信博選手)
「(シドニー・アテネでは)世界一だけを目指していたが、今は結果が世界一かどうか。卓球そのものを楽しめている。」

また、同じく卓球、立位のクラス7には倉敷市出身の井上全悠選手が出場します。
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こちらは水上のF1レースと呼ばれるカヌー・スプリント。安定性を高めるための浮きが付いた新種目のヴァー・L3クラスに出場するのが坂出市の今井航一選手です。
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香川で2017年に競技を始めてからめきめきと力を付け、約3年半で掴んだ夢の舞台への切符。全身を使った推進力溢れるパドル捌きで世界に挑みます。

(東京パラリンピック・カヌー男子VL3クラス 今井航一選手)
「結果が付いてきたらうれしいが、最後まで全力で練習してきた事を全て出し切りゴールを切りたい。」

その他、座った姿勢で戦うシッティングバレーボール女子には、津山市出身の菊池智子選手がロンドンに続く2度目の出場。
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車いすフェンシング女子には高松市出身の阿部知里選手が初出場します。
あべ

開幕まであと4日となった東京パラリンピック。郷土ゆかりの7人の選手たちの活躍に注目です。