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原爆ドームの「被爆れんが」展示… れんが製造の地から平和のメッセージを発信【香川・観音寺市】

2021.08.06

原爆ドームの「被爆れんが」展示… れんが製造の地から平和のメッセージを発信【香川・観音寺市】

香川県では、広島と関係の深い観音寺市の施設で、平和のメッセージを発信する取り組みが行われています。

(風鈴)
「チリーンチリーン」

これからも平和が続きますように。観音寺市の郷土資料館、「ふるさと学芸館」では、訪れる子供たちを中心に平和のメッセージを書いてもらい、心落ち着く涼やかな音色の風鈴につるして展示しています。

これまでに寄せられたメッセージは300を超えました。

(メッセージ書いた子供)
「みんな平和を願っているのだなと思った。」
「(世界中で)戦争が今おさまれば良いと思った。」
「原爆や戦争がなくなるよう願いたい。」

この資料館では、被爆地・広島の象徴原爆ドームのれんがを展示しています。

れんがの一部は100年以上前に観音寺市内で製造されたもので、平和の輪が広がればと、数年前、保管していた広島大学から贈られました。

こうした縁で、資料館では毎年、平和を考える企画を行っています。

(ふるさと学芸館 眞鍋英和館長)
「平和、戦争なくそうなどの言葉について改めて意識を強く持ってもらえると思う。子供の心に残るので次の世代につながってほしい。」

メッセージの展示は8月末まで。戦後76年の今年、観音寺市では若い世代と一緒になって平和の尊さを考えています。