岡山県内で死者９５人、８０００棟を超える住宅が全半壊した西日本豪雨から７月６日で３年です。

被害の大きかった倉敷市真備町で追悼式が行われ、被災地は鎮魂と復興の祈りに包まれました。

犠牲者の名前が読み上げられ出席者が黙とうを捧げます。

「黙とう」

３年前の７月６日、岡山県を襲った西日本豪雨。関連死も含めた死者は９５人、８０００棟を超える住宅が全半壊しました。

特にこの倉敷市真備町では、小田川の堤防が決壊し広い範囲で浸水、壊滅的な被害が出ました。

あの日から３年…、伊東香織市長が犠牲者に哀悼の意を捧げ、復興に向けた決意を改めて示しました。

（倉敷市　伊東香織市長）
「私たちは豊かな自然と歴史、文化に包まれた我が町真備を未来につなぐため、互いに支え合い強い絆と復興への思いを力に前に進んで参ります。どうぞお見守りください。」

そして、母親を亡くした松村好美さんが遺族を代表して思いを語りました。

（遺族代表　松村好美さん）
「このつらい経験を教訓として、災害から命を守るための備えの大切さを語り継ぐとともに、家族や周りの方々との強い絆をもって前に進んでいくことが復興につながり、頑張り屋だった母にも気持ちが届くのではないかと思います。」

未曾有の災害となった西日本豪雨から３年…。被災地は鎮魂と復興に向けた祈りに包まれました。