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記憶の風化を懸念「災害を忘れないで」 西日本豪雨から3年…災害記録誌発刊へ【岡山・倉敷市】

2021.06.15

記憶の風化を懸念「災害を忘れないで」 西日本豪雨から3年…災害記録誌発刊へ【岡山・倉敷市】

災害の記憶を後世に伝えたい・・・7月、西日本豪雨から3年を迎えるのにあわせ、倉敷市真備町の川辺地区の住民が記録誌発行の準備を進めています。

(編集会議の様子)

集会所に集まり打合せを行っているのは、倉敷市真備町川辺地区の住民です。

3年前、この地区にも甚大な被害をもたらした西日本豪雨。しかし、時間の経過とともに記憶の風化が懸念されています。

そこで川辺地区の被害を後世に伝えていこうと、記録誌を発行することになり、住民グループが中心となって2020年10月から発行に向けた編集作業を続けてきました。

(川辺地区まちづくり推進協議会 加藤良子会長)
「3年がたち、当時の記憶が薄れてくるというタイミングなので、ぜひともこれを契機に、当時を振り返るという意味を込めて、災害を忘れないでという記録誌を作った。」

発行される記録誌は、A4サイズで20ページ。川辺地区の災害状況をとらえた写真や住民へのインタビューをはじめ、江戸時代から明治時代にかけての地区の災害の歴史も盛り込む予定です。

(川辺地区まちづくり推進協議会 加藤良子会長)
「復興に向かって私たちが力を合わせて頑張ってきている様子、たくさんのボランティアの人たちに来てもらったので感謝の気持ちも込めて出来るだけ多くの人に見てもらいたい。」

記録誌は、初版3000冊程度発行する予定で、早ければ7月中旬に地区の住民に配付することにしています。