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豪雨被災から3年 初出荷の木も… 真備町のブドウ農家復興への歩み【岡山・倉敷市】

2021.06.11

豪雨被災から3年 初出荷の木も… 真備町のブドウ農家復興への歩み【岡山・倉敷市】

西日本豪雨で被災した倉敷市真備町のブドウ畑では、ピオーネの袋掛け作業がピークを迎えています。

まるまると育ったピオーネの実。倉敷市真備町下二万で、ブドウ農家を営む木村恭介さんです。

鳥や日焼けから守るため、袋をかける作業を10日から始めました。

23アールのハウスの横では、小田川の堤防強化の工事が行われています。

3年前、祖父の代から約50年受け継いできたブドウ畑は浸水。

出荷間近だったブドウ約3トンを失った他、長い間、水につかった木は、その後の生育への影響が未知数でした。

しかし、木村さんは、農業用ハウスを新調したり、苗木を植え替えるなど、地道な復旧作業を続けてきました。

(木村恭介さん)
「災害から1、2年は現状に戻すのに一生懸命で大変でしたけど、いつも通り頑張っていいもの作れれば」

こちらの木は、豪雨の後に植えたもので、2021年初めての出荷に向けて懸命に育ててきました。

(木村恭介さん)
「3年目なので、まだ房をならさないほうがいいけど、経営のこともあって今年少しならしている。初なりなので楽しみにはしている」

2021年は早い梅雨入りで、日照不足の心配もありましたが、晴れ間も多く、順調に実がついてきたということです。

収穫は7月中旬から始まる見通しです。