放送番組の制作委託取引に関する自主基準

岡山放送株式会社は、放送の社会的責任と公共的使命を重んじ、公共の福祉の増進、地域文化の向上、社会・経済の発展のため、法令を順守し公平・公正な放送番組の提供に努めます。
そのためには、外部の番組制作会社の協力は不可欠であり、放送文化の向上を目指す相互の信頼関係に基づいたパートナーとしての制作会社との間で、緊密な協力関係を維持し公正で透明な取引関係を積極的に推進することを基本方針といたします。
岡山放送株式会社は、社団法人日本民間放送連盟が作成した「番組制作委託取引に関する指針」に基づき、制作会社に番組制作を発注する取引に関して「放送番組の制作委託取引に関する自主基準」を定め周知し、その運用に関して制作会社と定期的に意見を交換し相互の理解を図ります。

1. 放送番組の制作委託取引についての基本的な考え方

番組の制作を制作会社に発注する場合は、以下の4項目を岡山放送の基本的な考え方とします。

1
制作会社は、より良い番組をともに創造し放送文化を支えていく重要なパートナーであり、岡山放送と対等な立場にあること。
2
制作会社との緊密な協力関係を築くとともに、公正性・透明性が確保された取引関係を発展させて制作会社の企業価値向上に努めること。
3
発注にあたっては、独占禁止法、下請法その他の関係法令及びこれらの運用基準を厳守し、優先的地位の乱用となるような行為は行わないこと。
4
番組制作にあたっては、捏造、やらせ、視聴者に誤解を与える表現や人権侵害・名誉毀損等が行われないよう、放送法など関係諸法令ならびに岡山放送の「放送基準」や日本民間放送連盟の「放送基準」に合致するものであること。

2. 制作委託に際して留意すべきこと

制作会社との制作委託取引については、委託取引の条件に関して、事前に制作会社と十分に協議し合意の上で基本契約を締結します。
基本契約書は、原則として当社の定型のものを使用します。
個々の委託番組については、発注書によって制作会社に事前に取引内容を連絡したうえで制作委託契約が成立します。
また、制作にあたっては、制作会社の安全衛生管理に十分な配慮をします。

以上
2011年4月1日
岡山放送株式会社